空気の神社があるって本当?
皆さんは空気の神社があるのを知っていますか?
我々が普段生活できるのも空気があるお陰ですが、まさかそれを祭る神社があったとは。
Wikipediaで調べてみると
空気とは、地球の大気圏の最下層を構成している気体で、人類が暮らしている中で身の回りにあるものをいう。
と記載されています。
空気の成分は窒素が78.084%、酸素が20.9476%、アルゴンが0.934%、二酸化炭素が0.0390%、ネオンが0.001818%、ヘリウム、メタン・・・。
沢山ありますね。
1975年に発表された国際標準大気では主なものとして15種類もの成分があげられています。
ざっくり言うと、8割が窒素で2割が酸素ということですね。
小学生の時に習ったような気がします。
この2割の酸素が肺でガス交換されて血液にのって全身に運ばれることで私たちは生きることができます。
ここで問題です。
私たち人間は空気なしでどのくらい生きられると思いますか?
答えは
3分
勿論人によって多少異なりますが、一般的には3分と言われています。
サバイバルや防災では「3の法則」という言葉がよくつかわれています。
- 空気:3分
- 体温:3時間
- 水:3日
- 食べ物:3週間
この法則では、それらがない状況で人間がどれくらい生きられるかを数字で表していて、それらが全て3になっています。
つまり、人間は水がなくても何とか3日、水があれば食べ物がなくても3週間は生き永らえることができるということです。
人命救助で最初の72時間が大切だとされているのも、水なしで生きられる期間が大きな要因だそうです。
地球上にいる限りはよっぽど標高の高い場所や閉じ込められたりしない限りは、空気がなくなることはありませんが、わずか3分で命を失う空気の大切さを改めて感じます。
普段は目にすることができない空気ですが、なんと山形県にその空気を祭っている神社があります。
空気神社
今回訪れたのは山形県西村山郡朝日町にある「Asahi自然観」です。
その敷地内に空気神社があります。
今回は紅葉の真っただ中で、紅葉を目で見て、葉っぱのこすれる音を聞き、草木の匂いを嗅ぐ、木に触れるなど五感全てで空気と自然を感じてきました。
木に囲まれた山林を通ると
木
火
土
金
水
木・火・土・金・水のモニュメントが順に並んでいます。
ご存知の方もいるかと思いますが、これは東洋医学の五行論ですね。
鍼灸の専門学校時代に嫌と言うほど学びました。
五行論
古代中国では、自然界は5つの要素で成り立っていると考えられていて、お互いに生かしたり、制約し合ったりしています。
- 相生:五行のある要素が別の要素を生み出す
- 相克:五行のある要素が別の要素を抑制する
例えば、相生では
- 木を燃やすと火が生じる
- 火は燃え尽きると土を生じる
- 土が堆積すると金属を生み出す
- 地中の金属は水脈をつくり水を生み出す
- 水は苗を育て木を生み出す
相克では
- 木は土の養分を奪う
- 土は水をせき止める
- 水は火を消す
- 火は金属を溶かす
- 金属は刃物として木を切り倒す
その他の5つの要素を参考までに掲載します。
上記以外にも沢山あるのですが、普段の生活を振り返りながらみていると寒い地方では塩辛いものを好んで食べるなど関係性を感じるものがありますね。
この自然界を成り立たせている5つの要素である木・火・土・金・水のモニュメントに手を合わせて山林を登っていくと空気神社がみえてきます。
本殿はこのステンレス製の鏡の下に収められているそうで、年に1回一般公開されているそうです。
この日は本当に天気が良く上を見上げると青空が広がっていました!
勿論、下をみると鏡にも鮮やかな空、そして目にはみえませんが空気が写っていました。
この空気神社は参拝方法にも特徴があります。
- 二礼
- 四拍手しながら心の中で「春・夏・秋・冬」と念じる
- 手のひらを内側にし、両腕でVの字を作り、深呼吸をしながらきれいな空気に感謝する
- 一礼
です。
私もやってみました。
画像では帽子を被ったままですが、参拝の際には脱帽してます。
心洗われるとはまさにこのことだと感じるぐらい、スピリチュアルなものを感じます。
「地球に生まれて良かったぁ!!」
今回お世話になったAsahi自然観にはホテル以外にも、コテージやキャンプサイトもあります。
前日の夜はあいにく雨で星をみることはできませんでしたが、晴れた日は満天の星ぞれをみることができるそうです。
皆さんも機会があったら是非一泊して空気神社を訪れてみて下さい。
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