今を変えなければ、未来は変わらない


みなさんは夢や目標をお持ちですか?
お持ちの方もいれば、まだ自分が本当にやりたいことに出会っていない方、夢を抱いたこれまでの人生を振り返っている方などいらっしゃるかと思います。

私は東日本大震災後、ある方に100年カレンダーというものをみせていただきました。
通常のカレンダーは1年分のみ書かれていますが、そのカレンダーには100年分の月、日、曜日などが書かれていました。
そして、そのカレンダーをみせて頂いた方にこんなことを聞かれました。
「このカレンダーのどこかに必ずあなたの命日があります。その限られた人生であなたは何を成し遂げたいですか?」

ドキッとしました。

それまでの人生で自分の命日を突き付けられた経験などありませんでした。
ましてや、自分の人生に限りがあってそれがいつ訪れるのかなんて考えたこともありませんでした。
しかし、東日本大震災を経験した私にとってはその質問はすんなりと入ってくるものでした。

自分の人生で何を成し遂げたいか?

この質問が常に頭をよぎります。
世の中には夢や目標を頂ながら、その夢を成し遂げた方と残念ながらそうでない方がいます。
その違いは何なのでしょうか?

ご自身の研鑽、機会、運など様々な要因があるかとは思いますが、今日ご紹介する言葉は、一つの要因として上述の「違い」を明らかにするヒントとなるかもしれません。
下記の言葉は、みなさんご存じの2015年ラグビーW杯で大活躍した五郎丸歩選手が大切にしている言葉で、ご自身も試合後にこの言葉に支えられたと語られています。

今を変えなければ、未来は変わらない

この言葉はジョン・カーワン前ヘッドコーチが29歳だった五郎丸選手に贈った言葉です。
下記はカーワン前ヘッドコーチと当時全日本のメンバー入りを逃した五郎丸選手とのミーティングでのやり取りです。

カーワン前ヘッドコーチ:「過去は変えられるか?」
五郎丸選手:「変えられません」
カーワン前ヘッドコーチ:「未来は変えられるか?」
五郎丸選手:「変えられます」
カーワン前ヘッドコーチ:「違う。お前が変えないといけないのは今だ。今を変えなければ、未来は変わらない」

世の中には多くの目標設定ツールや方法論があります。
目標を設定すると半分は達成したような錯覚に陥りますが、目標設定がスタートで、そこから「今」という毎日を積み重ねていくことが夢に近づく唯一の方法だということを改めて教えてくれる言葉ですね。

今を変えなければ、未来は変わらない

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