こんにちは。
先日「南部鉄器」を購入しました。
理由は普段の飲食を通して鉄分を摂取したいと考えたからです。
皆さんは鉄分の摂取は足りていますか?
スポーツ貧血
特にスポーツをされている方は注意が必要です。
1984年に発表された「貧血の割合(中野)」によると、
貧血の発症率が非運動群が8.8%に対して、運動群は24.2%と運動している男性の方が約三倍でした。
このように激しい運動を行うことで起こる貧血を「スポーツ貧血」といいます。
特に女性は男性の2-3倍なりやすいといわれています。
さらに、競技別でのヘモグロビン12g/dl未満の出現率(長峰1985)は、
- 新体操 50.0%
- バレーボール 29.2%
- 陸上競技 22.2%
- バスケットボール 20.8%
となっています。
陸上長距離や新体操などの体脂肪率の低い選手に多くみられるようですね。
バレーボールがバスケットボールよりも高いのはジャンプの着地による溶血性貧血の影響でしょうか?
ちなみに、学生時代に指導者から「弱いからとか競技レベルが低いから貧血になるんだ!」と言われた方もいるかもしれませんが、
そんなことはありません!!
日本代表選手の貧血出現頻度では
- バスケットボール 66.7%
- バレーボール 50.0%
- ハンドボール 16.7
- その他 12.5%
となり、競技間での違いはありますが、計60人中31.7%の19人が貧血になっています。
オリンピック選手でも貧血になります。
上記をまとめると
- スポーツをすると貧血になりやすい
- 女性は男性の2-3倍貧血になりやすい
- 特に体脂肪率の低い選手、ジャンプやダッシュが多い競技は注意が必要
- 競技レベルは関係なく、誰にでもなりうる。
スポーツ貧血の改善
改善する為には医療機関を受診し、鉄剤を投薬することも必要ですが、最も重要なのは普段の食生活で鉄分の摂取を心がけることです。
私たちがふだん、取っている鉄分には2種類があります。
- 2価鉄(ヘム鉄)
動物由来の鉄分で吸収率が高い。
レバー、あさりなど。 - 3価鉄(非ヘム鉄)
植物由来の鉄分で吸収率が低い。
ホウレンソウ、ひじきなど
※最近ひじきには鉄分は多く含まれていないのが分かりました。昔は鉄フライパンなどで炒めていたことから数値が高く出ていたようです。
今日の本題の南部鉄器はというと、
2価鉄!
鉄器で沸かしたお湯に溶け出すのは吸収率の高い2価鉄だそうです。
鉄分の多い食材を積極的に摂るものいいですが、日常の中で南部鉄器や鉄フライパンなどの調理器具を工夫するのも選択肢にいれてみていかがでしょうか?
鉄器の急須で鉄分が摂れると記載しているものもありますが、急須は中がホウロウで上塗りされているので鉄分が溶け出さないようですので注意してください。
ちなみに、鉄はそれなりに重いのでトレーニングとしても良いかもしれません。
購入をお考えの方は松島にある
「勧月楼」さんにとても詳しい方がいらっしゃるので訪ねてみて下さい。
パーソナルトレーニングのご相談は
【仙台市青葉区】パーソナルトレーニングジムANCHORまで