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私って、インターネット依存症?

みなさん、この記事をいつ、誰と、どこでみていますか?
スマートフォンやタブレット型端末などが普及し、インターネットはどこでも簡単に閲覧することができるようになりました。
この記事を読まれている方も、通勤や通学中という方もいれば、休憩中、夜寝る前の布団の中などシチュエーションも様々ではないでしょうか?
インターネットは加速度的に普及しています。

上のグラフは総務省が平成28年に行った通信利用動向調査をもとに、インターネットを利用している個人の数と割合の推移をグラフにしたものです。
この調査によると、インターネットの利用者の割合は平成13年の40%台から年々増加し、平成25年以降は80%を越えています。
12年間で5,593万人から1億84万人と、インターネットの利用者は倍になりました。

男女別の利用者の割合の推移は、平成21年時点で男性が81.2%、女性が74.8%だったのが、平成28年には男性が87.0%、女性が80.1%と男女とも増加傾向にあり、男性の方が女性よりも平均約7%多くの方がインターネットを利用しているようです。
男性の方が仕事のなどでインターネットを使う機会が多いことが要因ですかね。

インターネット利用者を年齢別でみると、13歳から59歳までは90%を上回っており、現役世代はほとんどの方がインターネットを利用しているようです。
6歳から12歳は13歳から59歳までの階層に比べて少ない傾向にありますが、平成23年の61.6%から平成28年には82.6と加速度的に増加しています。
6歳から12歳の年齢は小学生(学童期)にあたります。
いまや、小学生がインターネットを利用することは当たり前になってきているようですね。
私が小学生の頃からは想像がつかないです。

60歳以上の階層でも平成23年と比較すると平成28年には約10%多くの方がインターネットを利用するようになっています。
多くの方、様々な年齢の方々がインターネットの恩恵を受けれる社会になってきています。

インターネットを閲覧する端末を年齢階層別でみてみると、平成27年から平成28年の1年間でもスマートフォンでの利用が全ての世代において上昇しており、60歳以上の方に特に普及していっているようです。
若い世代においてはスマートフォンがパソコンの利用を上回っています。

ここまでをまとめると

インターネットはいつでも、どこでも、誰にでも閲覧できる身近なものになり、気軽にその恩恵を受けれるようになりました。
しかし、その反面、失っているものもあるようです。

インターネット依存症

みなさんは、「インターネット依存症」という言葉を聞いたことがありますか?
Wikipediaによると

インターネット依存症とは、日常生活に干渉を及ぼす程の、インターネットへ過剰に依存した状態を指す。

とあります。
みなさんも少しは心当たりがあるのではないでしょうか?
かく言う私もドキッとする言葉です。

このインターネット依存症、日常生活への様々な影響があるようです。

全てに当てはまるという方は多くはないと思いますが、家族、対人関係の部分で心当たりはないですか?
家族との大切な時間、友人との限られた時間にスマートフォンに没頭していたりしていませんか?
正直なところ私は反省しなければいけない部分があります。

もし、少しでも心当たりがある方は下記のテストを行ってみて下さい。

インターネット依存度テスト(IAT)

このテストはアメリカのゲッツバーグ大学臨床心理学者であるKimberly Young博士によって開発されたものです。
テストは20項目の質問からなり各質問について

1から5の回答の中から、最もあてはまる番号を1つ選でいくものです。
もし、自分に関係のない質問であれば「全くない」を選んでください。
すべての質問に答えたら点数を合計して評価します。
このテストの良い点は年齢に関係なく使用でき、基本的にご自分で読んで回答することができる点です。

それでは、下記の質問に対して上記の1から5の中からご自分に相応しいもを選んでください。(久里浜医療センターより引用)

  1. 気がつくと思っていたより、長い時間インターネットをしていることがありますか。
  2. インターネットをする時間を増やすために、家庭での仕事や役割をおろそかにすることがありますか。
  3. 配偶者や友人と過ごすよりも、インターネットを選ぶことがありますか。
  4. インターネットで新しい仲間を作ることがありますか。
  5. インターネットをしている時間が長いと周りの人から文句を言われたことがありますか。
  6. インターネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業に支障をきたすことがありますか。
  7. 他にやらなければならないことがあっても、まず先に電子メールをチェックすることがありますか。
  8. インターネットのために、仕事の能率や成果が下がったことがありますか。
  9. 人にインターネットで何をしているのか聞かれたとき防御的になったり、隠そうとしたことがどれくらいありますか。
  10. 日々の生活の心配事から心をそらすためにインターネットで心を静めることがありますか。
  11. 次にインターネットをするときのことを考えている自分に気がつくことがありますか。
  12. インターネットの無い生活は、退屈でむなしく、つまらないものだろうと恐ろしく思うことがありますか。
  13. インターネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いらいらしたり、怒ったり、大声を出したりすることがありますか。
  14. 睡眠時間をけずって、深夜までインターネットをすることがありますか。
  15. インターネットをしていないときでもインターネットのことばかり考えていたり、インターネットをしているところを空想したりすることがありますか。
  16. インターネットをしているとき「あと数分だけ」と言っている自分に気がつくことがありますか。
  17. インターネットをする時間を減らそうとしても、できないことがありますか。
  18. インターネットをしていた時間の長さを隠そうとすることがありますか。
  19. 誰かと外出するより、インターネットを選ぶことがありますか。
  20. インターネットをしていないと憂うつになったり、いらいらしたりしても、再開すると嫌な気持ちが消えてしまうことがありますか。

質問は以上です。
次に、各質問に対して選んだ回答の点数を合計してください。
合計得点が高いほど依存度が強いということになります。

みなさんいかがでしたか?

ちなみに私が講師を務めている短大の学生(n=13)に上記のテストを行ったところ最大値が58点、最小値が25点、平均が38点でした。
平均こそ38点で平均的なオンライン・ユーザーですが、40点台が4名、50点台が1名いることから依存度が高めの学生もいるようです。

まとめ

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